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ニューオーリンズでの学会 [スタンフォード日記]

ニューオーリンズで開催されたISA(国際関係学会)に6年ぶりに参加しました。4日間でパネルが1300立ち,参加者6000名を集める結構大きな学会です。前回はフルペーパーでしたが,今回はラウンドテーブルを大物の諸先生と行い,頭の体操をした感じです。とても嬉しかったのは,イリノイ大学時代の恩師,ポール・ディール先生がISAの会長に就任,その記念講演を聴けたことです。

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ディール先生,イリノイ大学を代表する教師アワードを何年も連続で得ていた先生なのですが,おそろしく厳しく,一年間を通じて週2回か3回の授業にでていたのですが,毎回宿題が大量に出るわ,コメントがびっしり帰ってくるわ(必然的にさらに勉強させられる),試験は5時間以上だわ(留学生(僕だけ)ボーナス2時間付き)。とてつもない人でした。

研究者としては理論の世界ではきわめて有名で(ISA会長になるのだから当たり前ですが),PKOやEnduring Rivalryの研究を切り開いたことに加え,COWのディレクターや平和研究の大量の編著があります。今回の就任講演も,従来の「戦争」にまつわる研究を乗り越えろと,強いトーンをもった内容でした。終わると会場を埋め尽くした500名くらいがスタンディングオベーション,就任をお祝いしました。

写真はその直後に(当時を思い出してとても怖かったのですが,勇気を振り絞って)挨拶したときの写真です。普通にRyoじゃないかー,と覚えてくれていました。(あんなタフな授業に出続ける留学生,ほぼいないので。。。同期(生存者)はロースクールか大学院に進学した感じでした。)

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昼間もいくつか面白いパネルに出れました。ひとつだけ分かったのは,日本について,やっぱり日本の学界の研究水準を分かっている人がしっかりと英語の本を書き,また(自らの国際学会での十分な経験を持って)学生を指導しないと大変なことになる,ということです。

ニューオーリンズは夜も食事やジャズが楽しめるのが素晴らしい。終わってみれば,とても充実した学会参加でした。
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週末は移動日ということで,NYにきました。マイナス1度くらい(なおベイエリアやニューオーリンズは暖かければ25度くらい)ですが,まだ生きています。月曜日からマイナス15度越えのなかプリンストンで調査と報告をします。なぜこの時期にここに来ようと思ったのか,3ヶ月前の自分を呪います・・・来てしまったのはしょうがないので,成果を上げれるように,ケナン文書やダレス文書,ランキン文書を読み込みます。