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スタンフォードとの共催会議 [雑感]

ニューヨークからの帰国後は毎日のように、昼間に横浜と国立(一橋大)で講義、夜に東京で研究会のようなパターン。さらに夜に懇親会など。時差ぼけを感じる暇もありませんでした。

大切な友人の帰国だったり、今後の研究の相談だったり、久しぶりにお目にかかった海外の著名な方であったり、どれもが素晴らしかったのですが、一番大変で、同時に一番充実感のあったものは古巣・スタンフォード大学アジア太平洋研究センターと共催した国際会議です。

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カール・アイケンベリー(元アフガン大使、アフガン司令、陸軍中将)さん、マイケル・アマーコスト(元駐日大使)さんを核として、在日米軍や防衛省に派遣されている軍人、米大使館の面子を含めた20数名のアメリカ人部隊を、自衛官、多くの先輩・安全保障研究者、各省の室長クラスの方々で迎え撃ってもらいました。

このアレンジを、客員先のJCIEのF君と二人で必死に回した日々でした。久しぶりのロジ、という感じです。内容面でも、日米同盟の期待と現実、というタイトルの通り、たとえば同盟調整メカニズム(15ガイドラインで策定)や集団的自衛権をめぐる本質的な批評がでたり、普天間はじめ米軍基地の機能、防衛装備品調達などでも本質的な議論ができました。日米の対中認識のズレなども滲み出ていました。

翌日は、さらにアメリカ側のために会合をセット、締めくくりは石破大臣との議員会館での40分超にわたる議論でした。もちろん内容の詳細は書けませんが、石破先生の話は論理的で、また迫力があり、とても面白いものでした。

一〇年前、私が山本理事長のアシスタントをしていたとき、大きなロジはキッシンジャー博士の訪日同行でした。そのときにも石破先生とキッシンジャー博士の対話を目の当たりにしました。石破氏はそれ以外に面会した議員(多くは外交通で今でも偉そうな顔をしています)との格の違いをみせつけていました。福田元首相(当時は就任前)はさすがに同様に素晴らしかったのですが。

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今回の色々な機会を通じて感じたのは今の日米同盟の評価。おそらく現行憲法、安保条約の範囲内ではほぼ限界まで達成したのではないか。そのような意見に対して、いやまだできるという説を展開する人もいたということ。このあたりはよく考えていくと面白そうです。「平時からの競争」に求められるのは軍事的側面だけではないため、その意味での余地はまだあるのですが、制度としての同盟の中核にある軍事面では私もほぼ現行の枠内の限界という説が正しい気がしています。

これでほんの少しだけ一息を入れて、月末にクアラルンプールのアジア太平洋ラウンドテーブルへ出張です。この会議はマレーシア政府主催で、数百名が集うかなり大きめの会議ですが、今回は中国・朝鮮の代表と三人でパネルを組む、という何とも言えないミッションを帯びての登壇となります。。。

6−7月は出張もなく穏やかな日々を過ごせそうなので(日米でのシミュレーション1回くらいはあるにせよ)、あと一踏ん張り。

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