So-net無料ブログ作成

今学期のゼミ [雑感]

今学期もようやく終わりが見えてきました。

スタンフォードへの2週間の講義出張や、一橋大学での国際安全保障の講義など、追加的な仕事のための移動が多く、研究活動や社会貢献もあわせると、時間のやり繰りが大変でした。

今学期のゼミナール形式の講義では、
2年生の基礎演習で「北朝鮮入門」と「ゼロデイ」を、
3年生のゼミで「トランプ王国」「ポピュリズムとは何か」「国際秩序」をそれぞれ扱いました。

IMG_0427.jpg

北朝鮮入門は、北の核ミサイル開発が進展している現在、基礎的な知識を得るために格好の入門書です。前著LIVE講義北朝鮮入門も学生に好評でしたが、今回はさらに磨きがかかっています。ゼロデイも、サイバー空間と国際政治の接点を考えるために必読と思える、好著。受講生はとても楽しく読んだようです。

最後に時間の余裕があったため、エモット「『西洋』の終わり」の冒頭50頁を読んでもらって終わろうと思います。ほかに、基礎演習では、新聞記事を使ったエクササイズを毎週行いました。

西洋の終わりは、冒頭と、終章だけでも読む価値があります。エモット氏の話は三極委員会などでも聞いてきましたが、切れ味の良さは本書で遺憾なく発揮されています。開放性と平等がキーワードです。

3年生の前期は、新書を何冊か読んでもらい、知識の幅を広げてもらうとともに、議論の仕方を試行錯誤して自分たちで身につけてもらうことに主眼があります。

電子黒板も導入された演習室でしたので、どのように展開するか暖かく見守っていたのですが、問いの立て方や読み込みが甘く、もう少し介入した方が良かったかと、少し反省しています。しかし(知識が誤っている、進め方が悪いなどといって)介入しすぎると成長機会をむしろ奪ってしまうところもあり、難しいところです。

3年生の後期は専門文献の読み込みを2冊程度。何にするか、思案のしどころです。

もし、学生でこのブログをたまたま見た方は、ぜひゼミや基礎演習2の門を叩いてください。いつでも歓迎です。