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下地島,宮古島と与那国島 [遠征日記]

2ヶ月ほど,本の出版の最終作業,外部での講義を引き受けすぎた学期初め,出張の三重苦で更新できませんでした。色々とめぐってきたこと,考えたことをやはり記録しておきたいので,ブログを一件ずつ,更新します。

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9月中旬,ある研究所のプロジェクトの調査として,自衛隊の基地が新たに設けられる与那国,また既存設備の更新がある宮古,そして色々話題の下地をみてきました。

日本の西端にあたる箇所に監視の目を置いておくことの重要性,また何かあったときのために一定数の部隊を置いておくことの必要性は頭では理解できます。しかし,現地で色々観たり話をしていると,基地に過疎対策としての副次的効果も期待されていたり,敵からの本格的な攻撃に本当に備えることが出来るのか心配もあったりと,異なる見方もできるようになりました。

それにしても,沖縄は海だけでなく,(当たり前なのだけど)空もきれいで,たとえば那覇から与那国までのフライトは2時間近く小型の飛行機に揺られ,那覇宮古,那覇与那国と往復ばかりの日々でしたが,あまり苦に感じることはありませんでした。

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天空の蜂 [雑感]

公開されたばかりの『天空の蜂』を観ました。



反原発テロを主題にした映画なので,政治色が強いと思いきや,結構毒は抜いてある,と感じます。自主規制なのか,エンタメ重視なのかは知りませんが。もちろん,福島原発事故に象徴される,日本の原子力問題の暗部をつくような発言が随所に見られますが,敏感な観客でなければ聞き流せる程度に薄まっています。

映像については,ヘリがださい,(とくに犯行側の)心理の描写が甘いし現実離れしている,人間関係についての演出・編集が下手,緊迫感が全体的に薄いなど,まあ言いたいことはそれなりにあります。あとエンディングの後の主題曲(秦基博)が,ドラえもんの主題曲にしか感じませんでした。総じて監督に問題があったのではないでしょうか。

それでも観る価値は十分にあると思います。映画中盤には非常に盛り上がる救出シーンもあり(一部予告でもながれているのでネタバレではないでしょう),また敏感であればセリフや話の筋におもしろみを感じることも多いです。

本木雅弘の演技は光るし,石橋けい(江口洋介の妻の役)の,途方もなく陰気で,家に帰ってこんな嫁さんいたら仕事なくても研究室帰るわ,という雰囲気もよかったです。佐藤二朗は演出の問題でしょう,過剰な演技で緊迫感を壊していました。向井理(のシーン)はどう考えても不要です。その直前のシーンで十分だったと思います。

メキシコ(その2) [遠征日記]

メキシコ自治工科大学での吉田茂チェアの仕事を終えました。

全く新しい環境で授業をするのはチャレンジでした。日本で2単位に相当する21時間も教えるので、こちらから一方的にやるのではなく、ロールプレイ(尖閣有事が人民解放軍の奇襲によって始まった場合,メキシコ外務省日本担当課長として,どのように大臣に対応をレクチャーするか)やグループ報告も取り入れ、様々な角度から学生にアジア太平洋の逆側を考えてもらいました。

これからも学生に教える機会は無理をしてでも引き受けよう、自分は大学教師だと、思いを新たにしました。


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メキシコ自治工科大学で二週間半の集中講義に付き合ってくれた30名の学生たちと。スクリーンをあげていたら端っこに汗 中央は最終日ゲストに来ていただいた山田駐メキシコ大使

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メキシコ文部省はリベラやシケイロスの壁画にあふれています。

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フリーダカロはメキシコを代表する女性画家、しかしその圧倒的な存在感の眉で、様々なTシャツの題材に