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ザルツブルグ・アメリカ研究セミナー [遠征日記]

9月最終週は,6年ぶりにザルツブルグ・セミナーを訪れました。

思い起こすと前回は助教のときに,東アジアとアメリカから20名弱を集めて1週間,合宿のように開催されたフリーマン財団主催のシンポジウムでした。

久しぶりに訪れたザルツブルグの宮殿(会場)は変わらず美しく,僕たちが泊まる,隣の寄宿舎のような建物は内装がリニューアルされ,空き部屋を観光客に貸し出すようになっていました。(財団として財政基盤を強化するための選択としてのホテル事業なのだと思います。)

アメリカ研究セミナーということで,企画委員会や参加者の多くが地域研究者のため,色々と国際関係の学者としてはその主張の根拠に?を感じることも多かったのですが,それも含めて異なった見方だと理解するようになりました。ただ,一部の参加者のあくが強すぎて,せっかくアフリカやインド,ポーランドなどから素晴らしい人を呼んでいたのに生かし切れていなかったし,東南アジアや韓国,豪州,カナダから参加者がいなかったことも解せませんでした。(西)ヨーロッパと中東にいる,アメリカで教育を受けたひとたちのための会議になってしまっているような,,,。

私のセッションは北京大学のワン先生,Christ大学(インド)のポール先生とアジアとアメリカをテーマにしたものでした。私は,日本におけるアメリカ認識について,バランス良く発表したつもりです。なぜ日本では「反米主義」が相対的に弱いのか,基地問題とは何か,平和安保法制への反対論はなぜおきたのか,日米中関係,さらにインドなどの要因はどのように動くのか,など。

戦後の日本にとって,アメリカが「与えてくれる存在」でありつつ,「疎まれる存在」であることをわかりやすく話した,はずです。まだ勉強中の話で,アメリカ政治に関する講義などを通じて考え続けている内容で,いつか活字にしたいと思っています。

変わらず美しいザルツブルグで,落ち着いてものを考えられたのは良いことでした。

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